ひぐま探索業務

8月某日、道南某所。
北海道道庁の「北海道ヒグマ緊急時等専門人材派遣事業」による派遣要請によりドローンでのヒグマ探索を
行ってまいりました。昨年も派遣実績があり前回は間をあけて2日間可視、サーモ撮影を行いそのエリアに
ヒグマがいない事の確認のための飛行でした。今回は作物等への実害が出ていたので痕跡等をたどり行動
経路の確認を行うとともに個体の発見を目的とした飛行を実施しました。
飛行、探索方法としては自動航行により可視動画、サーモ動画を撮影し、捜索用のAIによる動画解析と
ハンターさんの見たい場所を手動飛行により可視映像、サーモ映像両方をモニターに写しだして確認していく
2パターンの飛行を行いました。
手動飛行により畑に設置した箱わな付近の誘引えさ(すいか)が食べられており、足跡の確認をし
その後ハンターさんが箱わなを確認しに行ったところ、捕獲されたヒグマを確認しました。サーモ動画
でも箱わなのヒグマと思われる熱反応を確認できました。当日は他のエリアの飛行も予定されていましたが、
その後、当日の飛行は終了となりました。
今回の業務では複数個所の箱わなのドローンでの確認が可能であることが実証できました。
まず、ドローンで確認することにより関係者の安全確保ができます。

前日、ミーティング後
現地確認

前日夜、ドローンチーム
自動飛行ルート作成等ミーティング

当日、飛行中
映像確認

※画像のHP掲載許可済。

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